「1926年 写真」

 

「1945年 ビデオ」

 

 「1957年 8mm映画」


長船恒利



プラネタリウム映像展は、静岡における「隠された名所」ピカデリー・プラネタリウムに、ご案内いたします。半円球のドームに、3つの映像が映写されます。(マルチ・スクリーン)そこでは、3つの物語が同時進行し、3つの時間(時代)と、3つの映像メディア(写真、ビデオ、映画)が、相互交通します。東南アジアの戦場をかえりみる想像力が、その後の飲んだくれ男の家庭生活と、その前の師範学校の出自を、変容させていく。映像は、複数の「意味の並列処理」に耐えるものである。複数の素材が埋め込まれている資料ともいえる。