「外部に生じたもの、手つかずの小さな大きな空間。その気配。眼と手で気配に触れる、それに沿う。そしてドローイングがゆるやかに生成する。それは無数の流れの幾重もの層から、ある流れを可視化してゆくこと。」2005年7月

 

 

白井嘉尚   

平面  

 略歴


 1953年静岡県に生まれる。1979年東京芸大大学院修了。
80年に静岡大学教育学部に教員として着任し現在にいたる。美術作家としては絵画の基点と周縁に関心をよせる。静岡県内における活動としては、美術の現在を検証するA-Value展の創設(1987年)に参加し、世代とジャンル、また地域の境界を越える展覧会として様々な活動をくりひろげた。1999年、静岡アートギャラリーを会場とした「和の紙・韓の紙」展のプロデュースを行う。また99年9月から10ヶ月間イギリスにて在外研修を行った