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屋外アートゾーン
伊藤怜子 どこからどこへ(インスタレーション)―@
いけばなの世界に身を置く私にとっては空間の意識・時間の意識の問題や行為の意味する問題がいけばなとどう関わるかを考えないわけにはいきません。
岐部琢美 THE PRESENT STATE(立体)―@
単体としてのフォルムの追求ではなく、空間を前提に志向する。空間に構成するのではなく、空間を取り込む。空間や場の活性化、重力からの開放などを意識し提示する。
柴田美千里 幸福のマニュアル
The manual of happiness(立体)―@
好きな音楽をヘッドホンで聞き入ってーmakemyself自分を育てる時間。抱き合う男女…相手の中の私を確かめる時間。子どもを安心で包むことに自分も充実する時間。駿府公園の深まりゆく秋を立体作品とともに楽しみましょう。繰り返されながら時に大きく変化する日々の営み。幸福にマニュアルはあるのか。
柴田靖夫 内在W(立体)―@
杉村 孝 9条の碑建設現場(立体)―@
樹木が茂り広々とした駿府公園。ここの場と一体化する作品を。公園の道路沿いに何かの記念碑らしきみかげ石の台座が残されている。そうだ、この横たわる10dもの石を使って何千年も残る「9条の碑(いしぶみ)」を建立するイメージを創ってみようと考えてみた。
塚本南波 バケツの背骨(立体)―@
登坂秀雄 象-V(立体)―@
夏池 篤 時を編む(インスタレーション)―@
アートは元来生活の場から発生したものであり、それを原点に近いところに立ち戻って考えることから始める。自らの生活の場である金谷の人々とワークショップを通し、周りの環境を意識しながら作品を作り、それを駿府公園で再制作する。
丹羽勝次 先住者たち(K先生による)(インスタレーション立体)―@
プラトンは、先住者である農夫、大工、織物工、靴工の4人をポリスの原型とした。だが彼は、人間は肉体の欲望の故に他国を「切り取る」衝動に駆られると、ポリスを防衛する軍を常駐せしめ、魂に優れた哲人王に支配せしめようとした。時を経て、その「先住者たちが」駿府の地にやってくる。
プラネタリウム映像・音楽・パフォーマンスゾーン
奥中章人 world -birthdeath-(映像)―A
世界に対して真摯な行為の記録。
長橋秀樹 ミアゲル●ミオロス(インスタレーション)
―A
仮想の天空を見上げるプラネタリウム。そのスクリーンを支える機能を第一義的に担う側壁面に施される、行為の意義とはいかなる事象なのか。
鍬竹智広 共創(映像)―A
日常にあるモノ達、存在する自然や生命と共創します。
杉森順子 色幻-いろまぼろし-(映像)―A
光は、視神経を刺激し脳の視覚中枢に伝えられて色となる。RGB(赤●緑●青)が絡み合って生まれる光そして色3つが重なりあう白くなにもない空間。プラネタリュームに光の幻が瞬く。
渡会美帆/永吉真弓
The voice of materials(音楽)―A
廃墟となったプラネタリウムで、見えない星達の声を聴く。
良知友見 ドローイング〜呼吸がそのまま音になる。
(音楽)―A
自分の呼吸をイダキにのせてドーム内をドローイングします。
鈴木可奈子 at the moment(パフォーマンス)―A
その時、その場、その空気の中で自分自身が感じること。何かが起こる瞬間を身体で共有すること。
ギャラリーゾーン
安部一博 三人の天使(平面)―E
伊東槃特 哥160/哥161(平面)―B
クロード・レヴェックのポスターによる。
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乾 久子 身体の軌跡(平面)―B
2006年より、イダキ奏者良知友見さん、フリーインプロバイザー森口紋太郎さんと、ライブペイントを重ねて来ました。その時に生まれた作品です。聞こえてくる音をイメージしたものではなく、音によってこじ開けられた身体が、直感的に空間を切り裂いて作ったとも言える線による描写です。
今井瑾郎 WHITE NOISE 2008(平面)―B
意味以上に意味ある無意味な夢想へ、連鎖しえない永続性と些細なことのディテールの集積、出来事としての風景と非人称的風そして、交錯言語における文化的タームの雑交性と「ここ」が「そこ」であるとともに「この出来事」が「あの出来事」であるということの類似性。
今井 宏 視線の動態(平面)―B
「何が描いてあるのかさっぱりわからない」とよく言われます。モティーフは夕焼けや雲やさざ波、自然。それから描くときの気候、温度や湿度、匂い、五感に感じた気配などです。できるだけ自由にルールを作らず描いています。誰しも子供の頃は自由に
遊んでいたはず。私は遊ぶのをやめらずにいるのです。
大杉弘子 oracle born(平面)―C
書をコンテンポラリーアートとして表現。青いやわらかな画面で文字の神秘を示しながら「アブストラクション的今後の書芸術の一方向を示唆する英知の仕事である(手島右卿)」と評された新たな書表現に取り組む。文字に秘められた意味を引き出しその言語遺伝子を奏でたい。
黒柳正孝
The Relation正四角形for Alberta (平面)―E
坂田和之 Tonle sap -View(平面)―E
岐阜・瑞浪芸術館、藤枝・アートカゲヤマ画廊、そして、沼津市庄司美術館での発表が6月〜8月まで休みがない。すばやくできるパステルドローイングで制作する機会が増え、この数ヶ月で100点近いドローイングが生まれた。カンボジアやタイ、そして、身近な漁港などのモティーフをもとに新たな作画のテーマが生じつつあるが、しばらく油画までには時間が必要である。
澤田祐一 松にふれて(版画、インスタレーション)―C
田宮話子 香久の国(平面)―B
ここ数年描き続けている私がイメージする常世の国(楽園)の様子です。そこにあるものは、空と雲と一年中青々とした橘の樹。そして佇む女性。何一つ奇抜なモノ、特別なモノのない風景の中に私達が求めて止まない常世の国は静かに存在しているのだと私は日々思います
松浦峰里 space(立体)―E
金属が金属らしくあるための形。空間が空間らしくあるための形。こうした事を素材と共に考え続けている。
松野 崇 凍てた時間(立体)―F
技術が進歩し、デジタル化も進み、写真の真実が分からなくなってしまいがちですが、大切な心の眼で見る事を忘れないで、カメラが持つメカニズムを心の延長として、作品を造っていきたいと思っています。
学生作品 常葉学園大学造形学部 平面表現コース3年(2Fギャラリー)/立体メディアコース3・4年(3F展示コーナー)―D
寺社・店舗ゾーン
岸美智代 Ivy(立体)―L
白井嘉尚 森のなかの花(平面)―H
水を含んだ紙の任意の場所に墨を落とす。文字でも絵でもない未分化な墨痕と滲みの空間。水と紙と墨の偶然の出会いはノイズあるいは開示だ。その小さな衝撃を見つめ、たどる。
鈴木亘彦 Swamp Of Mirror(立体)―J
ガラスと鏡を用いてオヴジェをコーヒーショップの窓に配置します。ガラスは実在しながら光を透過し、鏡は空間を映し込みます。いずれもそこに在りながら存在を拒むかのようなこの物達で、外と内、向こう側とこちら側の境界を遊ぼうと思います。
松浦澄江 OVERFLOW-V(インスタレーション)―G
和風建築とその庭という環境の中で、自分自身のこれ迄の作品の素材とコンセプトをそのまま使い、調和した空間を作りたい。
山下博己 surf・ace(平面)―K
赤いタイルが偶然手に入った時、この上に、黒くて小さくて危うそうな立体を載せてみたいと思った。それで何だということは何もないのだけれど。
山本晴康 見えるもの見られるものそして見るものとして/他(平面/立体)―I
「見る」という行為は、一つの円環をなす行為である。私の作品はその円環のための装置でありた いと考えている。 |
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