白井 嘉尚(しらい よしひさ)
展示場所;静岡大学ビオトープ、萬象寺
略歴
1979年 東京藝術大学 同大学院修士課程 修了
1977年 東京藝術大学 美術学部 卒業
1953年 静岡県で生まれる
展示活動
2014年 「新収蔵作品展」山梨県立美術館(甲府)
2012年 二人展『森ノ美術館エ...』(ギャラリー・エスペース;藤枝)
2009年 「新収蔵作品展」山梨県立美術館(甲府)
2008年 「森のなかの花」バンコク-静岡の美学,(シルパコン大学;タイ)
2008年 「森のなかの花」静岡アートドキュメント 2008,西蔵寺(静岡)
2007年 『抽象の世界 六人展』,モンミュゼ沼津(沼津)
2006年 二人展「森のなかへ」,ギャラリー未来(岡部町)
2004,06,13年 二人展「森のなかへ」Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ(ストライプハウス・ギャラリー;東京)
1999-2000年 文部省在外研修員として英国に派遣される。
1999年 「和の紙・韓の紙」展(静岡市アートギャラリー)実行委員長を務める
1979-2013年 その他、グループ展等多数参加
個展
2008年 「白井嘉尚 1977~2008」、沼津市庄司美術館(沼津)
2005年 「森のわき水」(ギャラリーカゲヤマ;藤枝)
2003年 「森のなかの花」(ギャラリーカゲヤマ;藤枝)
1997年 「版によるドローイング」(ガレリ・ヴォワイヤン;静岡)
1990-97年 「版によるドローイング」(東京、京都、静岡、福井にて発表)
1988年 「シャーベットのように」(東京、静岡にて発表)
Works
(1)《森のなかの花》シリーズ
2001年
2001年以降現在に至る。紙にインクで染みをつけるところから始まる。
ドローイングをその染みに寄りそわせ、共鳴させる。その共鳴の広がりから絵と現在が立ち上がる。
(2)版によるドローイング
1993年
このシリーズは1990年から97年まで取り組んだ。
銅板の上に油性インクを付けて、それを手で拭き取る。
モノタイプの版画としては、完全な黒から完全な白に向かう過程。
その間に、形態のドラマが生まれ、空間が生成する。
(3)シャーベットのように
1989年「A-Value」展Ⅱ(静岡)「紙の所在、紙の初志。」展(甲府)
フリー・ジグソーパズルにランダムな展開をもたらすために不定形のユニットを導入。
パズルの断片は氷のように固まることなく、水のように流れ去ることなく、
分離と結合をくりかえす動的なアモルフォス。それを「シャーベットのように」と名づけた。
(4)フリー・ジグソーパズル
1983年 個展、ガスサロン(静岡)
5000色、5000ピースのジグソーパズル。通常のパズルと違い完成はない。
一定の条件のもとで自由に組み合わせ、解体し、再編することができる。
色と戯れるなかで徐々に感覚が高まり空間と響きあう。
観客に参加をうながすインスタレーションでもあった。
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