乾久子/hisako inui

「森へ」
2005 ドライポイント [1]

「drawing」
2006 オイルバー [2]

「日本の地方都市(部分)」
2009 デジタルコラージュ [3]

「31days ( 部分)」
2011 鉛筆 新聞紙[4]

1と2は、自分の身体感覚から素直に生まれた線をよりどころにした作品です。この、日々のドローイング、線をうみ だすというありかたが、私の制作の基本となっています。
3は、日々の出来事を記録した『新聞』のなかからその日の気になった記事を切り抜きスキャンしたものとその日に撮っ た花の写真とを合成した作品で、100枚一組の作品のうちの一枚です。
4はまた新聞を使った作品の一部ですが、日常が日常でなくなった3月11日から一ヶ月分を鉛筆で消すドローイング のうちの一枚です。

1958 年 静岡県生まれ 浜松市在住 静岡大学卒 東京学芸大学大学院修士課程修了
1990 年代後半から本格的な作家活動を展開
東京、浜松、静岡などでの個展、グループ展多数
海外では 2003 年の日独現代美術展「共振する場」(浜松)をきっかけに、ドイツとの交流が深まり、個展、グループ展、 ユニット展などをドイツで行ってきたほか、バンコク、シンガポール、リトアニア、ニューヨークなど、海外各地での 大小のグループ展に参加してきた。2006 年にはドイツ在住作家福島世津子とのユニット結成。
心身から線を生み出し、描くこと、そして日々の行為と思いを綴ることを制作の基本にしている、ドローイングのほか、 ブックアート、写真、パフォーマンスなど表現の方法は多岐にわたっている。


『乾久子の仕事』
http://homepage.mac.com/hisakoinui/


ブログ『見つけたものたち』
http://tinystory.exblog.jp/